そこで複数バージョンのNode.jsを管理したいということになるわけですが、Ruby でそういった仕組ができてたのに端を発し Node.js でも同じようなことが可能になっています。
今回はWindows環境で利用可能な nodist についてインストールから使い方までを纏めようと思います。(なお、この手のツールは他にもあるようなので、調査したらまた記事を書きたいと思います。)
インストール
nodist は GitHub上のこちらのリポジトリで公開されていますので git clone でツールを取得します。> git clone https://github.com/marcelklehr/nodist.git次にnodistのルート配下のbinにパスをとおします。 最後にnodistのupdateコマンドを実行し依存するnodistが依存するNPMのライブラリを取得します。
> nodist updateここまででインストールは完了です。 以下を実行し最新のバージョンが表示されることを確認します。
> nodist -v 0.3.7
Node.jsの管理
インストーラが完了したら Node.js を管理していきます。
まずは、利用可能なバージョンを確認します。
> nodist dist 0.5.1 0.5.2 ~ 0.11.1 0.11.2非常にたくさんのバージョンが表示されます。 ここからもリリースが頻繁に行われている様相がうかがえます。 なお、コマンドの省略系でしょうか?以下でも同様の動作をします。
> nodist ds 0.5.1 0.5.2 ~ 0.11.1 0.11.2確認できた最新バージョンの Node.js をインストールしてみます。 インストールはaddコマンド、あるいは、+コマンドを利用します。
> nodist add 0.11.2 0.11.2インストールが完了したので、インストールされている Node.js のバージョンを確認してみましょう。 コマンドはlist、または、lsを利用します。なお、コマンドの指定が無い場合、インストール済みのバージョンが表示されるのでこれも合わせて確認してみましょう。
> nodist list 0.11.2 > nodist ls 0.11.2 > nodist 0.11.2今度は古いバージョン 0.10.12 をインストールしてみます。
> nodist add 0.10.12 0.10.12 > nodist 0.10.12 0.11.2ローカル環境に2つのバージョンをインストールできたので、利用するバージョンの切り替えをやってみます。 まず、0.10.12 をアクティベートしてみます。
> nodist 0.10.12 0.10.12たったこれだけです。切り替わっているかを確認するには以下を実行します。
> node -v v0.10.12ちゃんと指定した 0.10.12 が有効になっているのが確認できると思います。 では、今度は 0.11.2 に切り替えてみたいと思います。
> nodist 0.11.2 0.11.2 > node -v v0.11.20.11.2に切り替わっているのが確認できると思います。
このように簡単にバージョンを切り替えられるのは非常に便利ですね。サーバサイドJavaScriptだけでなく、Node.js 上で動作するgrantやbowerといったJavaScriptの各種ツールが流行っているのでこういったツールは重宝するのではないでしょうか。
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